「整体師はやめとけ」と言われる理由|続く人と辞める人の違い
※本記事は働き方についての一般的な情報です。労働条件は勤務先によって異なります。
「整体師はやめとけ」と言われる理由は、だいたい4つに絞られます。体力・収入・学び直し・人間関係です。
この4つには共通点があります。どれも、始める前に確かめられることです。入ってから知ると、辞める理由になります。
この記事では、4つの中身と、続けている方が先に整えたことを整理します。
これから目指す方にも、いま迷っている方にも役立つ内容です。
「やめとけ」と言われる4つの理由
検索すると出てくる「やめとけ」の中身は、体力・収入・学び直し・人間関係の4つにまとまります。
4つとも、整体という仕事そのものの欠点ではありません。準備しないまま始めたときに出てくる問題です。
だから順番が大事です。何がきついのかを先に知り、そのうえで環境を選べば、多くは避けられます。
逆に言えば、この4つを確かめずに入ると、あとから「聞いていない」が出ます。求人票の金額だけを見て決めた場合に多い形です。

4つの中身|何がきついのか
1つずつ見ていきます。読んだうえで「それなら大丈夫」と思えるかどうかが判断の材料になります。
すべてが当てはまる方は多くありません。どれが自分に引っかかるのかを見つけてください。引っかかりの正体が分かると、対策も決まります。
1体力が続くか
立ち仕事で、手も使います。1日に何人も担当すると、慣れるまでは疲れます。体の使い方を覚えると、負担は大きく減ります。力任せに押していると、自分の手を痛めます。
2収入が読めるか
歩合の割合が高い店舗では、入客数によって手取りが変わります。基本給と歩合の内訳を、入る前に確かめてください。提示額だけを見て入ると、想像と違います。
3学び直しが続くか
手技は入社後も更新されます。休みの日に練習する時間が必要になることもあります。学べる仕組みが店舗にあるかどうかで、負担が変わります。
4人と向き合えるか
お客様と1対1で、長い時間を過ごします。会話が苦にならないかどうかは、向き不向きが出ます。ただし話し上手である必要はありません。聞ける人のほうが続きます。
4つのうち、1と3は学び方で解決できます。体の使い方を覚えれば体力の消耗は減り、学ぶ順番が分かっていれば学び直しは苦になりません。
体の使い方というのは、腕の力で押さないという意味です。足の位置と体重の移動で圧を作ります。これは独学では身につきにくい部分です。
学ぶ順番も同じです。手技だけを先に覚えると、なぜその手技を選ぶのかが分かりません。解剖学から入ると、選ぶ理由が自分の中に残ります。
2は店舗選びで決まります。4だけが、その人の性格に関わる部分です。
つまり、本当に向き不向きが出るのは4だけです。ほかの3つは、準備と選び方の問題です。
ここを分けずに「自分には向いていない」と決めてしまうのは、もったいない判断です。
続けている人が先に整えたこと
長く続けている方には、共通の順番があります。技術を覚える前に、土台を作っています。
- 体の使い方を先に覚える|手や腰に頼らず、体重の移動で圧を作る。ここを覚えると1日の疲れ方が変わります。
- なぜそうなっているかを説明できるようにする|解剖学の言葉で状態を言えると、施術の狙いが自分の中でも整理されます。
- 学べる環境に入る|先輩に手技を見てもらえる時間があるか。一人で覚えようとすると時間がかかります。
- 相談できる相手を持つ|卒業後も技術を見てもらえる場所があると、行き詰まったときに戻れます。
4つとも、現場に出る前にできることです。順番を守ると、最初の1年の疲れ方が変わります。
逆に、辞める方に多いのは1と2を飛ばして現場に出た場合です。手が痛くなり、説明ができず、指名が増えないまま疲れていきます。
この順番は、あとから取り戻すのが難しくなります。現場に出ると、覚え直す時間が取りにくいためです。
始める前にどこまで整えておくかで、1年後の続けやすさが変わります。

働く前に確かめる3つ
「やめとけ」の多くは、入る前に確かめれば避けられます。面接で聞いて構いません。答えられる店舗かどうかも、判断の材料になります。
11日に何人を担当するか
体力の負担も、収入も、ここで決まります。想定の人数と、繁忙期の人数を両方聞いてください。
2入社後に学べる時間があるか
研修の期間、先輩に見てもらえる機会。「見て覚えて」だけの店舗は、続けるのが難しくなります。
3基本給と歩合の内訳
提示額のうち、いくらが毎月決まって支払われるのか。内訳を聞いて答えられる店舗を選んでください。
この3つを聞くと、店舗の姿勢が見えます。数字を出せる店舗は、働く人にも同じ基準で向き合っています。
向き不向きも並べます。右の列に当てはまる場合は、先に整えておくと楽になります。
| 続けやすい方 | 先に整えたい方 |
|---|---|
| 人の話を聞くのが苦にならない | 会話そのものを避けたい |
| 体の仕組みに興味がある | 手順だけ覚えれば十分と考えている |
| 学び続けることを前提にしている | 資格を取ったら終わりにしたい |
| 変化を確かめるのが好き | 結果を確認せずに進めたい |
メディカル整体アカデミーで学べること
メディカル整体アカデミー(MSA)は、全国125店舗の整体院・整骨院を運営するグループが2021年6月に開校した、東京・高田馬場の整体スクールです。高田馬場駅から徒歩30秒にあります。
続けられるかどうかは、始める前の準備で決まります。だから座学と実技の両方を厚くしています。

学ぶ中身|動画講義と完全マンツーマンの実技
| 動画講義 | 解剖学48本・生理学9本・整形外科学8本・内科学12本・MSA理論22本 |
|---|---|
| 実技実習 | 整体ベーシックコース35回/整体総合コース85回 |
| 実技の形式 | 完全マンツーマン。在学中は通い放題 |
| 卒業の目安 | 週1回のペースで6〜12ヶ月 |
各コースの中身はコース紹介、スクールの考え方はスクールについてをご覧ください。
認定資格|メディカル整体アカデミーが発行しております
整体ベーシックコースの卒業試験に合格した方へ、認定資格を発行しております。認定名は「深層筋アプローチマスター」と「姿勢矯正マスター」です。認定資格はよくある質問にも記載しています。
始めたあと、続けるための仕組み
まとめ|迷ったときに見る順番
- 4つのどれが引っかかっているか決める|体力・収入・学び直し・人間関係
- 学び方で解決できるものを分ける|体力と学び直しは、学ぶ順番で軽くなります
- 環境を確かめてから決める|入客数・学べる時間・給与の内訳の3つ
「やめとけ」と言われる理由の多くは、準備の順番を変えると小さくなります。
迷っている段階で、現場を1つ見てください。実際に手を動かしている場面を見ると、想像と違う部分がはっきりします。
合わないと分かることにも意味があります。読んで迷い続けるより早く決まります。
よくある質問
Q1. 整体師はやめとけと言われるのはなぜですか?
体力・収入・学び直し・人間関係の4つが理由として挙がります。4つとも、整体という仕事そのものの欠点ではなく、準備しないまま始めたときに出てくる問題です。何がきついのかを先に知り、環境を選べば多くは避けられます。
Q2. 体力に自信がなくても整体師になれますか?
体の使い方を覚えると、負担は大きく減ります。手や腰に頼らず、体重の移動で圧を作る方法があります。力任せに押していると自分の手を痛めるため、始める前にここを学ぶ順番が大切です。
Q3. 何歳から始めても続けられますか?
メディカル整体アカデミーの受講生は、7割が30代以上です。未経験の方も数多く受講しています。年齢よりも、体の使い方を覚えているかどうかが続けやすさに関わります。
Q4. 人と話すのが得意ではありませんが、向いていますか?
話し上手である必要はありません。お客様の話を聞ける方のほうが続いています。いまの状態を確かめて、次にやることを伝えられれば、会話は成り立ちます。
Q5. 働きながら学ぶことはできますか?
できます。メディカル整体アカデミーは随時入学で、実技は在学中通い放題です。卒業の目安は週1回のペースで6〜12ヶ月です。休学の制度もあります。
Q6. 入社後も勉強を続ける必要がありますか?
手技は入社後も更新されます。学べる仕組みが店舗にあるかどうかで、負担は変わります。研修の期間と、先輩に見てもらえる機会を面接で確かめてください。
Q7. 求人を選ぶときに何を確かめればよいですか?
3つあります。1日に何人を担当する想定か、入社後に学べる時間があるか、基本給と歩合の内訳です。金額だけを比べると、入ってから差が出ます。
Q8. 一度離れた人が戻ってくることはありますか?
あります。メディカル整体アカデミーには、整体の経験がある方の学び直しで受講される方もいます。手技を根拠から組み直すと、説明できることが増えます。
この記事の監修者
監修:沖野 一平
メディカル整体アカデミー 校長/柔道整復師・国際マッケンジー協会認定セラピスト (Cert. MDT)
専門監修:蓑田 健太郎
メディカル整体アカデミー 副校長/柔道整復師・キャリアコンサルタント。施術歴14年・施術人数約5万人。キャリアコンサルタント資格を取得して3年、これまで50名の相談と指導を担当しています。
執筆:メディカル整体アカデミー
講師の一覧は講師紹介ページをご覧ください。
参考文献
- あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和二十二年法律第二百十七号)/e-Gov法令検索
- 職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省
※法令の条文は2026年8月28日にe-Gov法令検索で確認しました。