生体力学を応用した科学的アプローチの整体スクール【メディカル整体アカデミー】

メディカル整体アカデミー

2025.11.17

整体施術で疲れない!体幹を使った正しいフォーム(型)の作り方

腕力に頼る施術から卒業!長く、質の高い施術を提供するための土台を築こう。

なぜ疲れるのか?NGフォームの正体とリスク

  • 問題点1:指・手首・肘への過度な負担と怪我

    • 腕の筋肉で押すことで、関節が不安定になり(関節ロックの不備)、腱鞘炎や指の変形のリスクを高める。

 

  • 問題点2:圧が「浅い」「持続しない」

    • 腕の筋肉はすぐに疲労するため、圧が一定せず、深部のコリまで届かない。お客様にとっても不快な圧になる。

 

      •  問題点3:慢性的な肩こり・腰痛の再生産

        • 施術時に体幹を使わず、無理な姿勢で力を入れるため、施術者自身の体に負担がかかり、職業病となる。

疲れないフォームの基礎—「体幹と軸」の3原則

  • 軸の原則1:指先から肩甲骨までを繋ぐ「長軸(一直線)」を意識する

    • 解説: 押圧する指先から、手首、肘、肩を通り、体幹へ抜ける一本の線をイメージする。これが「軸」。

    • 実践法: 鏡や動画で確認し、肘や手首が曲がって力が分散していないかチェックする。

 

  • 軸の原則2:体幹をロックし、「体重圧」を垂直に伝える

    • 核心: 腕力ではなく、自分の体重を軸に乗せて垂直に圧をかける(体重圧の定義)。

    • 実践法: 「前鋸筋(ぜんきょきん)」を意識して脇を締め、肩甲骨を固定する(体幹のロック)。これにより、腕が安定し、ブレのない持続的な圧が可能になる。(★前回の動画内容と連携:脇の締め方)

    • 例: バレーボールのレシーブのように、脇を締めて体幹を固める感覚。

 

  • 軸の原則3:足の踏み込みと移動で「圧の深さ」をコントロールする

    • 解説: 圧の強弱は、腕の力ではなく、体重の移動(重心移動)と足の踏み込みで行う。

    • 実践法: 押圧時は前足に体重を乗せ、圧を抜くときは後ろ足に戻す。この「歩くような移動」で、深い圧を楽に出す。

実践!押圧部位別・フォームの応用テクニック

  • 【背中・腰】立ったまま行う「立位施術」でのフォーム

    • ポイント: 前傾姿勢になりすぎず、股関節を柔軟に使う。膝のクッションを使って体重移動を行う。

    • NG例: 腕を突っ張って、上体を倒す。

 

  • 【指圧】「母指(親指)」のフォームと自己管理

    • ポイント: 親指のIP関節(第一関節)を適度にロックし、自分の指のタイプ(甘手/苦手)を把握してフォームを微調整する。

    • 自己管理: 定期的に指の柔軟性と筋力をチェックする。

まとめ:今日から実践!疲労知らずの整体師へ

\さらに深く学びたい方へ/

 

「軸の意識」「体重圧の使い方」といった理論は理解できても、「実際にどう動かせばいいの?」という疑問が残るはずです。

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【動画で見る】指を痛めない!よくあるNGフォーム3選と対処法はこちら [YouTube動画]

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